投資の始め方について調べると、よくこんな言葉を目にします。
・オールカントリーを買って放置
・S&P500を積み立てて放置
・長期投資なら何もしなくていい
インデックス投資は資産形成という意味では非常に合理的な方法です。
市場全体に投資できるため、長期で見れば経済成長の恩恵を受けることができます。
そのため
「買って放置すればいい」
という言葉が広く使われています。
ただ実際に投資を続けていると、
この「放置」という言葉は意外と難しいと感じることがあります。
今回は、インデックス投資がなぜ「放置でいい」と言われるのか、
そして実際に続けるために必要なことについて考えてみます。
この記事でわかること
新NISAで月10万円の積立を実践する筆者が、暴落時でもインデックス投資を挫折せずに『放置』し続けるための具体的な考え方と、感情に左右されない投資ルールを公開します。
なぜインデックス投資は放置でいいと言われるのか
インデックス投資が放置でいいと言われる理由はいくつかあります。
理由①分散投資ができている
S&P500やオールカントリーは、数百社以上の企業に分散投資されています。
個別株のように一つの企業の業績に大きく左右されることが少なく、市場全体の成長を取り込む投資方法です。
理由② 長期で右肩上がりの傾向がある
もちろん短期的には上下を繰り返しますが、
長い期間で見れば世界経済は成長してきました。
そのため
・積立を続ける
・長期で保有する
という前提であれば、合理的な投資方法と言われています。
それでも「放置」が難しい理由
ただ、実際に投資をしていると
この「放置」が意外と難しいと感じる場面があります。
それが 相場が大きく下がるときです。
株式市場では、定期的に大きな下落が起こります。
そのとき
・含み損が増える
・ニュースで不安な情報が増える
・SNSで悲観的な意見を見る
こうした状況が重なると、
「このまま持っていて大丈夫なのか」と不安になることもあります。
さらにインデックス投資は
配当などのお金が定期的に入ってくるわけではないため、
資産が増えている実感を得にくい
という側面もあります。
そしてもう一つの問題は、
「買って放置」という行動が、想像以上に退屈であることです。
投資というと何かアクションをしたくなるものですが、
インデックス投資では基本的にやることがありません。
理論としては正しくても、
実際に続けるには メンタルの強さも必要になります。
結局、人は感情で動く
ここで大事なのは、人間は必ずしも論理だけで動くわけではないということです。
結局のところ、人間は 感情で動きます。
いくら論理的に説明されても、
「でもそれは嫌」
と感情的に拒否されてしまうと、
その考えをひっくり返すのはとても難しいものです。
これは他人に対してだけでなく、
自分自身の悩みでも同じです。
だからこそ大事なのは、
自分が感情的に続けやすい投資方法を見つけることだと思います。
大事なのは「放置」ではなく続けること
インデックス投資の本質は、
実は「放置」ではなく 続けることだと思います。
・積立をやめない
・短期の値動きに振り回されない
・長期で考える
こうした姿勢が大切になります。
そのためには
無理のない金額で投資することや、
自分が続けられる投資スタイルを選ぶことも重要です。
自分が実際にやっているインデックス投資
参考までに、僕が実際にやっているインデックス投資の内容も書いておきます。
現在は 毎月10万円を積立投資枠でクレジットカード積立しています。
内訳は
- S&P500:7万円
- ・全世界株(オールカントリー):3万円
という形です。
クレジット積立を使っている理由
まず大きな理由は、クレジットカード積立によるポイントを最大限獲得するためです。
最近は証券会社でもクレジットカードによる積立ができるようになっており、
積立額に応じてポイントがもらえます。
どうせ積立をするなら、このポイントも含めて効率よく資産形成をしたいと思い、
毎月10万円をクレカ積立にしています。
一括投資ではなく積立を選んでいる理由
理論上は、一括投資の方が効率がいいと言われることもあります。
ただ、僕の場合は
・クレカ積立のポイントが取れる
・相場が激しく動く局面でも、ドルコスト平均法が成り立つので精神的な負担が少ない
という理由から、積立投資を選んでいます。
自分の資産を一気に投入するわけではないので、
メンタル的にも落ち着いて投資を続けられるというメリットがあります。
積立を満額にしている理由
まず1つ目は資金的な理由。
僕は社会人になってから今までで手取りが10万円以上伸びています。
シンプルに生活水準をキープしているので10万円を捻出できています。
2つ目は考え方の問題
インデックス投資はよく
「買って放置すればいい」
と言われます。
ただ、実際に投資をしていると
この「放置」というのは意外と精神的に難しい部分があります。
そこで僕は、最初から積立投資枠を満額の10万円に設定しています。
こうすることで
・追加購入という判断を減らす
・余計な感情を入れない
という形にしています。
もし一括投資をしていた場合、
今のように相場が荒れている局面ではメンタル的にきつくなると思うので、
自分の性格的にも積立投資の方が合っていると感じています。
S&P500とオールカントリーを分けている理由
S&P500とオールカントリーを両方買うことについては、
「オールカントリーの半分以上はアメリカだから意味がない」
「どちらか一つにした方がいい」
と言われることもあります。
確かに理論的にはそういう考え方もあります。
ただ、この2つのファンドはどちらも
非常に優秀なインデックスファンドと言われています。
どちらを選んでも大きく間違う可能性は低いと思っています。
その中で僕が分けている理由は、
・成長性を期待してS&P500
・安定性を意識してオールカントリー
というこの2つのバランスを取っているためです。
また、積立投資枠の部分は
自分の中では効率の良い貯金のような感覚でもあります。
最高効率でなくても、定期預金より上なら問題ありません。
株価を見てしまう欲求との付き合い方
とはいえ、投資をしていると
どうしても株価を見てしまうこともあります。
そこで僕は
・残った貯金
・毎月の給料から余ったお金
を使って、成長投資枠で高配当株投資をしています。
インデックス投資は積立で淡々と続け、
株式市場を見る楽しさは高配当株投資で満たす。
このように役割を分けることで、
インデックス投資は長期で放置しやすくなります。
【実録】月10万円積立の運用結果と、相場急変時のリアルな損益
ちなみに、僕自身の運用状況も参考までに書いておきます。
僕は海外勤務をしていた関係で、昨年9月に
- S&P500:63万円
- オールカントリー:27万円
を一括投資しました。
その後は毎月10万円の積立を続けています。
イラン攻撃によって相場があれている今現在のところ、トータルでは
だいたい+8.5%くらいの運用結果になっています。
もちろんこれはあくまで一例で、
相場の状況によって結果は大きく変わります。
僕の場合は
・海外勤務時の貯金があった
・社会人になってから手取りが10万円以上増えた
といった背景があるため、このような投資額になっています。
皆さんも自分の資金状況と相談しながら、
一番心地よい投資方法を選ぶのが大切だと思います。
ちなみに、もし貯金が減ってきた場合は
高配当株投資の規模を減らしてでも 積立投資は続けたいと考えています。
クレジットカード積立のポイントももらえますし、
大きな失敗もしにくい方法だと思っているからです。
まとめ
インデックス投資は資産形成という意味では非常に合理的な投資方法です。
ただし、「買って放置すればいい」という言葉だけが一人歩きすると、
実際の投資の難しさが見えにくくなることもあります。
大切なのは
・長期で続けること
・自分に合った投資スタイルを見つけること
だと思います。
インデックス投資も、高配当株投資も、
それぞれの特徴を理解した上で使い分けていくことが重要だと感じています。
※本記事は個人の経験に基づく情報提供を目的としており、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。

