投資も筋トレも継続がすべて
投資を始めて半年の初心者にとって、2026年3月の相場はまさに洗礼でした。画面を開くたびに赤字が並び、SNSでは悲観的な言葉が飛び交う。ここで多くの人が自分には才能がないと匙を投げ、市場から退場していきます。
しかし、僕は今、この大荒れの相場をトータルプラスで乗り切っています。
なぜ、投資を始めてわずか半年の初心者が、百戦錬磨の投資家でも苦戦する局面を耐えられたのか?その答えは、僕が7年間続けてきた筋トレの哲学にありました。筋トレと投資は、驚くほど似ています。どちらも正しいフォームで継続し、致命的な怪我を避けさえすれば、誰でも結果が出る世界だからです。
今回は、僕が経験したセンスゼロからの大逆転劇と、28銘柄に分散してリスクを抑える分散投資術について、その裏側をすべて公開します。
この記事でわかること
才能不要。投資で負けないための「筋トレ流・退場しない技術」を解説します。
高市総裁選の狂乱と、マイナス8万円の孤独
僕の投資人生は、厳しい洗礼から始まりました。特に記憶に刻まれているのが、高市首相が誕生するかどうかで日本中が沸き立っていた総裁選前後の時期です。
市場は期待感で溢れ、SNSでは「爆上げ確定」「今のうちに買え」といった景気のいい言葉が並んでいました。しかし、その期待が最高潮に達していた局面でさえ、僕の証券口座はトータルで8万円ほどのマイナスを叩き出していたのです。
周囲が盛り上がっている中で、自分だけが取り残され、資産が削られていく感覚。自分には投資のセンスがまったくないと痛感し、正直、惨めでした。これは筋トレで例えるなら、周りはベンチプレス100kgを軽々上げているのに、自分だけ40kgでフラついて、挙句の果てに肩を痛めているような状態です。
しかし、その瞬間は突然訪れました。
高市氏が選挙に勝った、まさにその瞬間です。僕の口座は、それまでのマイナスが嘘のように一気にプラスへと転じました(プラ転)。
地道に仕込んでいた銘柄が、一瞬の風を受けて爆発したのです。これこそが、投資の世界で言われる「稲妻が輝く瞬間」だったのかもしれません。もし、僕がセンスがないと絶望して、選挙の前にすべての株を売っていたら、この奇跡のようなプラ転を経験することはできませんでした。
暴落=怪我。退場は引退を意味する
3月の相場は大荒れです。急激な下落、いわゆる暴落局面です。投資における暴落は、筋トレにおける怪我そのものです。
筋トレで無理な高重量を扱い、見栄を張ってフォームを崩せば、一発で関節を痛めます。投資も同じで、身の丈に合わないリスクを取ったり、感情に任せて狼狽売りをしたりすれば、再起不能なダメージを負います。
ここで一番やってはいけないのが、痛いからといって、そのまま競技を辞めてしまうことです。
一度市場から退場してしまえば、そこまでの積み上げはすべて水の泡。次にチャンスが来た時に、その場にいないことこそが最大の損失です。怪我をしたら、まずは安静にする。あるいは、できる範囲のメニューに切り替える。
僕が3月の暴落でもプラスを維持できたのは、暴落が来てもメニューを変えず、淡々と市場というジムに通い続けたからに他なりません。
怪我の功名と稲妻が輝くとき
筋トレには不思議な現象があります。毎日ガムシャラに鍛えている時よりも、オーバートレーニングで怪我をしてしまい、やむを得ず1週間休んだ後に、なぜか筋力が以前よりも伸びている(超回復)ことがあるのです。まさに「怪我の功名」です。
投資における暴落も、これに似ています。
暴落して市場が冷え切っている時は、まさに怪我をして休んでいる状態です。しかし、その休みの(安値)期間に、僕たちが退場せず、むしろ淡々と積立を続けていれば、次の上昇相場(稲妻が輝くとき)で、資産は超回復し、暴落前よりも大きく成長します。
先述した高市総裁選でのプラ転も、まさにそうです。マイナス8万円の孤独(怪我の期間)を耐え抜いたからこそ、稲妻が輝いた瞬間に最大の恩恵を受けられたのです。稲妻が輝く瞬間は、いつ来るか誰にも分かりません。だからこそ、怪我(暴落)をしていても、ジム(市場)に通い続けなければならないのです。
28銘柄分散と単元未満株の戦略的活用
僕が荒相場を耐え抜いた具体的な武器、それが28銘柄への分散投資です。現在、僕が保有している銘柄の内訳はこうなっています。
- 保有銘柄数:28銘柄
- うちマイナス銘柄:15銘柄
- うちプラス銘柄:13銘柄
- トータル収支:プラス
半分以上の銘柄が負けているのに、トータルでは勝っている。これこそが、筋トレの分割法(スプリットルーティン)の成果です。1部位だけを毎日やり続けたら体を壊すのは、筋トレの常識です。胸だけを限界まで追い込み、もしそこを怪我したら、トレーニング自体ができなくなります。投資も同じ。1銘柄に全振りして、そこが暴落したら終わりです。
単元未満株という精密な重量設定
この分散を可能にしているのが、1株から買える単元未満株です。現在、28銘柄のうち半分の14銘柄は、この単元未満株で保有しています。
少額から多くの銘柄に分散できるのは大きなメリットですが、もちろん難しさもあります。単元未満株は指値注文ができません。プロテインの粉を1g単位で精密に計りたいのに、スプーンが大きすぎてうまく調整できないような、もどかしさがあります。
それでも、僕は完璧を求めすぎないことにしています。多少の価格のズレがあっても、分散して市場に居続けることのメリットの方が圧倒的に大きいからです。
インデックス20年の視力を持つ
多くの投資初心者が、3ヶ月や半年で儲からないと嘆きます。でも、考えてみてください。週に数回ジムに行って、半年でプロになれるでしょうか? 答えはNOです。
投資の王道と言われるインデックス投資ですら、プラスを確実にするには20年かかると言われています。
今の僕のプラスは、あくまで半年時点の経過報告に過ぎません。これからもっと大きな暴落が来るかもしれない。でも、その時に「これは筋肉痛だ」「リハビリ期間だ」と割り切れるかどうか。焦る必要はありません。明日筋肉がつかなくても、10年後に最強の体になっていればいい。その視力(長期的な視点)を持つことこそが、最強の投資戦略なのです。
まとめ:生き残った者だけがプラスになる
投資も筋トレも、最後に笑うのは一番長く続けた人です。
28銘柄中15銘柄がマイナスでもいい。買い付けが少し難しくてもいい。大切なのは、自分なりの分割法を見つけ、怪我を恐れず、淡々と市場というジムに通い続けることです。
僕と一緒に、一生モノの資産(筋肉)を育てていきましょう!
